マンションを経営していると、さまざまなお金がかかります。
いろいろな種類のお金がかかってくるので、混乱してしまう方もいるかもしれませんね。
そんななかでも、管理費と修繕積立金については、区別をしておぼえておく必要があります。
「一緒じゃないの?」と思った方や、違いについて詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
ズバリ解説!マンションの管理費と修繕積立金の違いとは?
マンションの管理費と修繕積立金には違いがあります。
まず、管理費とは、マンションを日々きれいに維持しておくための費用をさします。
これは、たとえば、マンションのエントランスのお掃除やエレベーターの点検費用・防犯カメラの設置点検・宅配ロッカーがあればロッカーの費用など、主に共用部分の維持にかかってくる費用のことです。
そのほかにも、ごく軽い損傷の補修費はこちらに入ります。
一方で、修繕積立金とは、マンションを大規模で修繕しなくてはいけないときにかかる費用をいいます。
たとえば、老朽を防ぐための何年かごとの計画修繕・敷地や共用部分を大幅に変更するとき・建物の建て替えや敷地の売却をする際の調査・事故など特別に主膳が必要になったときなどがこれにあてはまります。
つまり家計簿にたとえるならば、管理するお金は生活費のような一定の出費のことをいい、修繕の積立金は何かあったときのための特別費といった違いがありますね。
マンションの管理費と修繕積立金の相場の違いとは?
管理費と修繕積立金のそれぞれの相場は、どれほど違うのでしょうか。
管理する費用の相場はマンションによって変わってきますが、おおよそ月1万5,000円程度といわれています。
また、マンションの面積がどれくらいによるのかで管理費は変動します。
つまり、たとえば隣り合ったマンションでも、面積が違えば管理する費用には差がでてくるのです。
修繕の積立金は、おおよそ月6,500円が平均と言われています。
修繕の積立金のほうが、大金が必要になるときのために毎月コツコツ少額を貯めていくイメージが強いですね。
そして、これらの費用は、どうしても値上がりをしていく傾向にあります。
管理費には日常的に使っているもの(宅配ロッカーなど)などに対する費用なので、それらは年々劣化していきます。
つまり、補修費用が必要になってくるので、値上がりをしていきます。
また加入している保険料の上昇にともなって、値上がりをします。
修繕積立金も、同様に、長年使っているものが劣化していけば、修繕が必要となるため、値上がりをします。
ただ、だからと言ってこれらの費用の捻出をやめてしまってはマンションの経営はできません。
とくに修繕積立金は、いざとなったときの助け舟となってくれる存在ですから、万が一のときを考えて必要経費と捉えて予定しておくことをおすすめします。
まとめ
マンションの管理費と修繕積立金についての知っておきたいポイントをご紹介しました。
ついつい混同してしまいがちですが、きちんと区別して覚えておくとしっかりとした経営ができるようになるので、覚えておきましょう。
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