三鷹市は東京都の多摩地域東部に位置する市で、太宰治をはじめ多くの作家が住んだ歴史ある町として知られています。
豊かな自然に恵まれ、三鷹の森ジブリ美術館をはじめとする様々な文化施設が建ち、その環境の良さから都下ながら人気の居住エリアとなっています。
一方で、三鷹市には鉄道路線が少なく、最寄り駅となるJR三鷹駅や京王井の頭線の三鷹台駅から離れた地域は、交通アクセスが少し不便でした。
そこで誕生したのが、みたかシティバスです。
※画像はイメージです。
みたかシティバスが三鷹市で誕生した経緯
みたかシティバスは、1998年に開業した「コミュニティバス」と呼ばれるバスの路線です。
コミュニティバスとは、交通網等が整備されていない地域に住む方々の移動手段を確保するために、地方自治体等が運営するバス路線のことをいいます。
2018年現在は、「赤とんぼバス」の愛称で親しまれる赤い小型バスと、スタジオジブリデザインの黄色い中型バスの2種類が運行されていますよ。
三鷹市のみたかシティバスは6つのルートで運行中
みたかシティバスは、三鷹駅や三鷹中央防災公園・三鷹台駅などを発着する以下の6つの運行系統を設定しています。
1.北野ルート…三鷹駅南口~北野(三鷹市役所・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ経由)
2.三鷹台・飛行場ルート…三鷹台駅~調布飛行場(杏林大学病院・三鷹市役所・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ経由)
3.明星学園ルート…三鷹駅南口~明星学園前(三鷹の森ジブリ美術館経由)
4.三鷹の森ジブリ美術館循環ルート…三鷹駅南口~三鷹駅南口(三鷹の森ジブリ美術館経由)
5.新川・中原ルート…三鷹中央防災公園・元気創造プラザ~つつじヶ丘駅北口(杏林大学病院・新川団地中央経由)
6.三鷹・境循環線(7号路線)
上記6つのルートのうち6つ目の三鷹・境循環線は、隣の武蔵野市との共同運行路線です。
各路線の停留所は、みたかシティバス運行系統図をご確認ください。
三鷹市のみたかシティバスは交通系電子マネーも使えます
運賃は全路線共通で大人210円、子ども110円となっており、PASMO・Suica・小田急バスの1日フリーパスなども利用可能です。
電車で通勤通学するご家族がPASMOやSuicaを利用している場合、これ1枚で自宅からみたかシティバスに乗って駅まで行き、駅に着いたら電車に乗ることができて便利ですね。
バス料金用のお金は、駅の切符売り場でチャージするか、あらかじめオートチャージ機能を設定しておくと残高不足で慌てる心配もありません。
まとめ
みたかシティバスは、通勤や通学などに利用する事は元より、市内全域をカバーしていますので、ちょっとしたおでかけや買い物にも利用できる便利な路線バスです。
三鷹市でマイホームを探す時は、近くにみたかシティバスのバス停があるかどうかもぜひチェックしてみてください。